ニセアカシア

ロンドン郊外に住んでいると、黄緑色をしたこの木をよく見かけます。この木の名前はニセアカシア（False Acasia）です。

なぜそんな不名誉な名前が付けられているかというと、当初はこの木は世界にアカシアとして紹介されていたそうです。西田佐知子の「アカシアの雨がやむとき」や、北原白秋の「この道」に歌われているアカシアは、みんなニセアカシアのことです。

しかしその後、オセアニア原産の本当のアカシア（オジギソウ、ネムノキ、ミモザなど）が入ってきたため、区別するためにニセアカシアと呼ばれるようになったそうです。

学術名はRobinia、日本名はハリエンジュ。