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Monday, 12 January 2009

ランブラー・ローズ

ハンプトン・コートのローズ・ガーデンで見つけたランブラー・ローズ。

ランブラー・ローズというのは、上に伸びずに水平または下垂して伸びる蔓バラです。(上に伸びる蔓バラはクライミング・ローズといいます)。

ルーツは野山に自生しているテリハノイバラで、新しく伸びる枝は地面を這うように伸び、居心地のよい場所で地面に根を張り、またそこから新しい枝を伸ばして進んでゆくという性質を持っています。

花の大きさは小輪で、房咲き、初夏の一季咲きの品種が多いです。

これはR. Filipes Kiftsgate(ロサ・フィリップス・キフツゲート)。

コッツウォルズのキフツ・ゲートで発見された品種です。

ビヨウヤナギ

ハンプトン・コート宮殿の庭で見つけたヒペリカム(Hypericum chinense)の花。

中国原産で、中国では金糸桃と呼ばれていますが、日本名はビヨウヤナギ(未央柳)と呼ばれています。

名前の由来は玄宗皇帝が楊貴妃と過ごした地を訪れて、未央宮殿の柳を楊貴妃の眉に喩えて未央柳の情景を詠んだという故事から、美しい花と柳に似た葉を持つ木を未央柳と呼ぶようになったのだそうです。美容柳と書かれることもあります。

金糸梅(キンシバイ)の仲間ですが、長く伸びた雄しべが違います。

アジサイ

日本人学校近くのアジサイが咲く家。

学名・英語名はハイドランジア(Hydrangea)。

日本原産です。1879年にイギリスの園芸家がヨーロッパに持ち帰り、改良しました。

土壌が酸性なら青い花が咲き、アルカリ性なら赤い花が咲きます。

ホランド・パークのバラ

ホランド・パークのローズ・ガーデン。バラはイングランドの国花です。英語でRose。学名はRosa。

愛の女神ヴィーナスの象徴。中世ヨーロッパではバラの美しさや芳香が人々を惑わすものとしてキリスト教教会によってタブーとされていたほどです。

品種改良が繰り返され3000もの種類がありますが、1868年に発表されたハイブリッド種の「ラ・フランス」以前のものをオールド・ローズ、それ以降のものをモダン・ローズと呼びます。

ホランドパークのハーブガーデン

ロンドン中心部で無料のハーブ・ガーデンを見たい人に、ホランド・パークは最適です。しかしここのハーブ・ガーデンはキンセンカの花壇の中にあるので、気が付かない人も多いのではないかと思います。

日本でもお馴染みのパセリ(Parsley)。縮れた葉を持つのがパナマウント種です。ビタミンA&Cが豊富に含まれ、ニンニク料理を食べた後の口臭消しとしても効果があります。

ローズマリー(Rosemary)は、ラムやカモなどの肉料理やジャガイモと相性がよく、消化を促進する効果があります。ローズマリーの香りは頭脳を明晰にし、記憶力を高めると言われています。

タイム(Thyme)は魚介類やチキン、ラムの料理に使います。殺菌・防腐効果があるので肉や魚の保存にも役立ちます。

チャイブ(Chives)は浅葱のような感じで、サラダに入れたりします。可愛いピンクの花も食用です。

これはコモン・セージ(Common Sage)です。肉料理に使うと、美味しくなるだけでなく、殺菌や脂肪分解作用によって胸やけなどの不快を防いでくれます。

レモンバーム(Lemon Balm)は高血圧、神経性の消化不良、頭痛、ストレスなどに良いとされ、脳の活性化や若返りといった効果もあるそうです。

セージ

ホランド・パークにあるサルビアの花壇。

英語名はSageですが、学名はSalviaです。サルビアとセージは同じものなんです。

サルビアという名はラテン語のSalvere(治療する)やSalvus(健康)に由来します。古代ローマ時代から、免疫を助ける薬草として使われていました。

中国からお茶が伝わる前は、セージの葉を乾燥して作ったハーブティーをお茶として飲んでいました。

肉の臭み消しとしても利用され、豚肉と合わせてソーセージの語源にもなっています。

ベゴニア

ホランド・パークには真っ赤なベゴニアの花壇があります。

鉢植えを段々に重ねてオブジェにしたものもありました。

学名、英語名、日本名、すべてベゴニア(Begonia)。17世紀のフランス人、アンティル諸島(カリブ海)の総督だったMichel Begon(ミッシェル・ベゴン)の名に由来します。

ベゴニアの木みたいで可愛いでしょう?

ラベンダー

ホランド・パークに咲くラベンダーの群生。

ラベンダーにはいろいろな種類があるのですが、これはEnglish Lavender、学名はLavandula angustifoliaです。

学名のLavendulaは、ラテン語のlavere(=洗う)に由来します。古代ローマ人が入浴や洗濯の際にラベンダーを湯や水に入れることを好んだためだと言われています。

鎮痛や精神安定、防虫、殺菌などに効果があるとされ、昔から大切なハーブとして育てられていました。

乾燥ラベンダーを枕に入れるとよく眠れるそうですよ。

昔の人は傷口にラベンダーの軟膏を塗ったのだそうです。

地中海沿岸原産です。

キミガヨラン

ホランド・パークに咲くユッカ(Yucca)の花。北アメリカ原産。

これがYucca reecurvifolia(キミガヨラン)か、Yucca gloriosa(アツバキミガヨラン)か迷ったのですが、キミガヨランはアツバキミガヨランより少し小形で、葉はやや細長く、外側の葉の先が垂れるのが特徴ということなので、これはキミガヨランだと判断しました。

チューリップ・ツリー

ホーランド・パークで見つけたチューリップの木(Tulip Tree)。

学名はLiriodendron tulipifera。ギリシア語でleirion(ユリ)+dendron(木)の意味です。日本名もユリノキ(百合の木)。

北アメリカ原産で、インディアンはこの木でカヌーを作ったのだそうです。

ヤマボウシ

ホーランド・パークでみかけたヤマボウシの花。ハナミズキと似ていますが、白い花の先が尖っているのでヤマボウシだと判断しました。山法師という花の名は、比叡山の僧兵の白い頭巾に見立てて付けられたのだそうです。

学名はBenthamidia japanica(=Cornus kousa)。実は中心の球状のものが花で、白い4枚の花びらに見えるのは苞なのだそうです。東アジア原産。

イボタノキ

この季節、生垣などで強い香りを放つのは、プリベット(Privet)の木。

刈り込みやすく、大気汚染に強いので生垣によく使われています。

Privitという英語名はPrivate(プライベート)から来ているのだそうです。

学名はLigustrum obtusifolium。

日本語名は水蝋の木(イボタノキ)。

とてもいい香りがします。